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とある外国旅行会社との顛末記

こんにちは、マツヤ代表の鈴木です。

外国人による日本観光が活況を呈して久しいですが、マツヤでも以前より団体客のお食事利用はありました。ツアー中に添乗員さんが数十名分の席を予約する形だったり、旅行会社の方から予約があったり。その形式は様々ですが、先日、ちょっとしたトラブルからオモシロいことに発展した珍事(?)が生じましたので、その顛末をお知らせしたいと思います。

ちなみに、観光旅行関連の特に大人数のご予約では添乗員分の食事はサービスするといった、いわゆる「マージン」を求められることも時折ありますが、マツヤでは丁重にお断りさせていただき、お食事される全員分のお代金を頂戴しております。m(_ _;)m



travel.jpg



ご利用数日前


ツアーの最中だという添乗員のTさん(国籍不明、日本語流暢)より電話あり。25名+添乗員2名の計27名で夜の食事がしたいとのことでお席を確保。ご予算をお伺いしつつ当日の料理を決定。旅行会社を確認したところ、Aという会社を告げられる。

※初めて聞く旅行会社名でしたが、これが後に奏功しました。



前日


Tさんより確認の電話が入る。ただ、名古屋に来られたのは初めてらしく、場所の確認も同時にあり。「大丈夫かな?」という不安が多少よぎるも、よくあることでもあるとスルーする。



当日 19:00


ご利用当日の来店予定時刻……来店せず。



19:20


来店の気配が一向にないためTさんの携帯電話へ連絡すると……
「え、もぅ食べてるョ」という驚愕の返事w

食べてると言うけどマツヤにいないじゃん!どうなってんの、コレ?
とりあえず「いえ、当店には来られていませんが、どこでお食事中ですか?」「お食事されている店の名前を教えていただけますか?」などと問い合わせるも回答が噛み合わず、次第に埒が明かない雰囲気になってくる。

おいおい、ちょっと面倒なことになりそうだぞ、といった予感が漂い始め、「どうしよう?」というTさんのちょっぴり情けない(笑)電話を聞きながら善後策を講じ始める。

「27名様という大人数のご予約に対して食材の調達をしておりますし、一部は調理も始めています。当店としましては、このままという訳にもいきませんので、最低でも食材費として〇〇〇〇〇円くらいは頂戴しないと困ります」と伝え、「会社と相談します」との回答を得る。

※これが少人数だったなら泣き寝入りも致し方なし、と考えてしまうこともありますが、さすがにこの人数でそれはないだろう、と食い下がってみましたww



19:30


さてさて、困ったことになったぞ、と思いつつ伺っていた会社名をネットで検索。東京にあった『A・ジャパン』が該当する旅行会社だろうと推定し、ダメ元で電話をかけてみる。こんな時間だし、誰もいないかな?と思っていたら女性が電話に出たので事の次第を説明する。社名からしても想像できたが、応対した女性も流暢ながら時にカタコトが混じる日本語。やはり外国人旅行客の日本観光を扱う会社だった模様。

※大きな声では言えませんけど、これが例えばCとかKといった国だったら逃げられるかも?と思いましたが、どうやらHという国だったので「もしかしたら」と多少の希望が沸きました。(^^;)

上の者に相談しないと判断できないが、対応策を検討するので添乗員の連絡先を教えてほしい、との返答だったのでTさんの携帯番号を伝える。



19:50頃


どうなることやらと思っていたら、突然に若い外国人男性が来店。
Tと名乗るのでビックリ!

苦笑いしながら「会社に電話した?」と聞いてくる。どうやら会社からTさんへスグに連絡が入ったのであろう。Tさんとしては名古屋が初めてだったので右も左もわからず、マツヤだと思って訪れた店で(マツヤの)電話番号をきいたら「ウチの店です」と言われたから信じた、などと釈明している。しかし、この時点でフツーに27名もの大所帯が来店してスグに席が用意できるのは疑わしいのでさらに話を聞いていると、どうやら味噌かつではない、もう1つの名古屋名物を食していた模様。さらに言えばマツヤで予約したのは味噌かつではなく、つまりは全然違う料理を食していたことが判明。ますます怪しい。

軽く支離滅裂な釈明(苦笑)ながらも想像を働かせてみれば、複数の店舗に予約して、後から取り消すつもりでいたのを忘れてその店舗に行ってしまったか、あるいは最初から取り消すつもりがなかったのか、とにかく二股三股かけていた疑惑が発覚してくるw

事の次第が少しずつ見えてきて、これは優しさのあるおもいやり対応ではイカンと軽く詰め寄ることにする。すると、最終的には伝えた額を支払う気になったTさんだが案の定値切ってきた。自腹だから大変とか言っている。しかし、こちらも引けない。とは言うものの、値切りは最初から想定していたので結局はちょっぴりサービスしてあげることにw

渋々〇〇〇〇〇円を支払うTさん……Aの社名で領収書を希望。

Tさん、自腹とか言いながら
会社に申請する気満々じゃん!www







とまぁ、一時は泣き寝入りも覚悟した予約ドタキャン事件(?)は異例のスピードで一応の解決を見たのでした。

もちろん、マツヤでお食事いただいて、そのお代金全額を頂戴できなかったのは遺憾ではありますが、最低限のモトはとったのでよしとしよう、というくらいには溜飲が下がりましたョ。



ツアー中に添乗員が予約する店舗の飲食に関しては添乗員に一任されているそうなので、旅行会社のAがTさんへ即時に連絡して対応を迫ったのでしょう。これが奏功しました。Aに電話しておいて良かった。むしろ、いい会社じゃん、A といった評判までスタッフ内に立つ始末ww



日本を観光旅行する外国人が増え、個人旅行に加えてツアーも格段に増えているように思います。インバウンド消費も伸びて誠に結構なことと思っています。ただ、何から何まで良いことずくめとも言えません。今後もしばらく増える一方であろう外国人旅行客とはセットで主に言葉や文化の違いから生じるトラブルが増えるでしょうし、中には残念ながら悪意のあるトラブルも増えていくことでしょう。

そうした諸々について、こういった対処の仕方もあると、最低限のラインを線引きして、それだけは死守すると毅然とした態度で挑めば活路は開かれることを、特に同業者の方々にはお伝えしたい思いもあって今回の顛末を記した次第です。m(_ _;)m



まぁ、全体としては笑い話と捉えていただければと思っていますけどネ。(^^)








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マツヤ代表鈴木

Author:マツヤ代表鈴木
名古屋市中区(伏見)の地で1962(昭和37)年より創業のレストランです。

「広小路に生まれた名古屋の味」をモットーに、名古屋名物「味噌かつ」やマツヤ名物「厚切り大とんテキ」などをご用意し、豊富なアルコールと多数の一品料理で居酒屋としてもお使いいただけます。

伏見で働く方々の止まり木として、憩いの場として、そして接待の場としてご愛顧いただいております。

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名古屋市中区錦1-20-25
広小路YMDビル

TEL:052-201-2082
(年末年始を除く)無休

〈営業時間〉
平日:11:00~15:00 LO
   17:00~22:00 LO
休日:11:00~21:00 LO

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