熱奏甲子園に見る伝統校 - 地方大会編 ~ 新湊高校

広小路キッチンマツヤ代表の鈴木です。

今や定番コーナーと化してきた(汗)鈴木の趣味が全開な「熱奏甲子園」ネタですが、こぅ、何と言いますか、100年続いた高校野球を陰日向で支えるブラバン応援もまた多彩な魅力と伝統の奥行きがありましてね。知れば知るほど尽きることがなく、街のレストランがブログでお知らせする情報量はとっくに超えていると思いながらも止まらんのですわw

今しばらくお付き合いいただければと思っておる次第でして。m(_ _;)m



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今回は“富山湾の宝石”と称される「白えび」(しらえび)の水揚げで有名な新湊漁港を擁する旧新湊市(現射水市新湊地区)にただ1つの高校として愛される「新湊高校」のご紹介であります。1980年(第62回大会)に初出場、春のセンバツでは1986年(第58回選抜高等学校野球大会)の快進撃が『新湊旋風』と呼ばれました。



2015_97_新湊高校
富山県立新湊高等学校
(画像:誰も気にしちゃいない より)




新湊市は地図から消えても依然として地元意識は強烈なのが新湊の民。それは高校野球も同様です。なぜなら野球留学もない、子供の頃から知ってる地元の愛すべき小僧ども(笑)が立つ甲子園の晴れ舞台なのですから……それに乗じた酒の肴でもあり、応援に名を借りた甲子園への「プチ旅行」でもあるのでしょうけれども(笑)……それはもぅ地域をあげての大応援となるのであります。

「期間中は街から人が消える」のがあながちジョークでもない状況に陥るくらいですから相当なものです。




2013年 北信越地区大会より



上の動画をご覧ください…………あれ、大応援団はどこ?と思いますよね。

秋季大会ということもありますが、大体において応援の最初はこんなものですよ。吹奏楽もチアリーダーも不在。太鼓1つと野球部員のみ……もっと言えば部員11人と引率の先生と思しき方が後ろで座って見ている極小編成w

地区大会の最初はこんな感じで野球部員のみがアカペラで応援するんです。それでも『アフリカン・シンフォニー』とかを太鼓1つのリズムだけでアカペラ応援するんです。習志野高校みたいなのが異常なんです。(笑)




2013年 北信越地区大会より



先ほどの動画は試合開始前でしたが、試合が始まって19人に増えましたwww

よく見ると観客も増えてますし、画面の左上には応援の別働隊も到着していますから随分増えた印象です。

その別働隊の前に1人いますけど、これは応援の先導役を担う野球部員でしょう。なので正確には20人に増えたことになります。一生懸命応援していますよ……特に先導役ww

この風景を見ると、応援しているアナタ達をこっちは応援したくなります。(^^)




2011年 富山大会準決勝より



少し遡って2011年の動画ですが、夏の甲子園に向けた大会とはいえ準決勝ともなると吹奏楽もチアリーダーも、そして制服姿の現役生の動員もあって一気に応援部隊が増えます。

でも、この時点ではまだ他県の地方大会とさほど変わりません。




2011年 富山大会決勝より



いよいよ盛り上がって参りましたw

決勝戦になると現役生に留まらず、一般の観客も随分増えてきますね……あの、人口4万人ほどの新湊地区から駆けつける応援ですから、都心部の決勝と比べてはいけませんよw

新湊高校の伝統とも言える青いハタキも振られています。これは「相手をはたき落とす」意味合いがあると言われ、新湊の民が最も燃える「放生津曳山祭」(ほうじょうづひきやままつり)での勇壮な掛け声「アイヤサー、イヤサー」とセットになっている名物応援であります。富山大会を制して甲子園への切符を手にした瞬間の歓喜が迸っています。



その反対側、新湊高校の応援席から撮影されたのが下の動画。




2011年 富山大会決勝より



ここまでやたらとアフリカン・シンフォニーが演奏されている印象にもなりますけど、どうやらコレが新湊高校のチャンステーマのようでして、「アイヤサー、イヤサー」との掛け合いで独特なスタイルとなっていますよね。重低音が効いたホームインファンファーレもグッド。この時は12年振りの甲子園出場がかかっていたようで歓声も一際です。



さて、甲子園です。

2011年(第93回大会)の初戦は龍谷大平安高校(京都)が相手でした。春・夏合わせて70回以上の甲子園出場を誇り、『HEIAN』や『怪しいボレロ』といった個性的な応援でも一線を画す強豪です。




2011年(第93回大会)より



上の動画の冒頭……あれ?席も空いてるし、振られている青ハタキも少ないよ?と思っちゃいますよね。よくご覧ください。冒頭はアルプススタンドではありません。アルプスに入れなかった新湊の民が3塁側内野席に溢れているのです。0:36 辺りからぎっしり超満員のアルプス席が見え始めます。




2011年(第93回大会)より



同じ試合を別のアングルから見た動画では、平日だったのでしょうか、空席の目立つ他の席に比べて異様に密度の高い(笑)アルプス席の様子が分かります。そして大声援。新湊高校の応援自体はオーソドックスですが、とにかく声がデカいのですw



FM TOYAMA(82.7MHz)で放送されていた『射水ムズムズアワー』という番組のブログに当時の様子が書かれていました。一説には50台とも120台とも言われる大応援団を乗せたバスの様子が分かります(45号車と番号の振られたバスが出てきます)。

新湊高校 初戦突破!
http://www.fmtoyama.co.jp/blog/imizu/?p=1150




さて、初戦に勝利して次は東洋大姫路(兵庫)との対決となりましたが、富山では応援バスの他に「ホームラン列車」も用意されます。甲子園へと向かう応援団向けの臨時列車ですね。名古屋~金沢間を走る特急「しらさぎ」の車両を流用していますから我々も見覚えのある電車ですよね。




2011年8月14日 高岡駅



2戦目は「ホームラン列車」で大阪(梅田)駅に到着した方による、前後編に渡るダイジェスト動画がありました。今度は1塁側だったようですね。




【前編】2011年(第93回大会)より



漁師町ということもあってか、新湊高校の応援団(特におっちゃん達w)は一般にガラが悪いと言われることがあります。ただ、タチが悪いのではなく、それだけ一生懸命に応援している……ってことですよね?(汗)

普段の練習も毎日見に行って、時に辛辣な叱咤激励もしつつ、もしかしたら監督より選手の状態に詳しいんじゃね?というくらいに熱視線を浴びせている方が多いそうですよw

……小さな町ですから野球部員が練習をサボろうものなら民からすぐに学校へ通報されるとか!?




【後編】2011年(第93回大会)より


「冷たいソフトドリンクいかがですかぁ~?」
「まだまだ早いぃ~~!」


冒頭のやり取りサイコー!(^^)



しかし、2戦目は大応援団の激励も実らず敗れてしまい、新湊高校と同じく新湊の民も2011年の夏が終わりました。

新湊(富山県) VS 東洋大姫路(兵庫県) 8月15日
http://www.fmtoyama.co.jp/blog/imizu/?p=1184




同じ「ホームラン列車」で応援団が帰郷します……お疲れ様でした。




2011年8月15日 高岡駅



こうしたアツ過ぎる応援を訝しむ声もないでは無いのですが、そんな斜に構えた一見クールな、実情は冷めた見方ではなく、アツいものがあって、それにアツく応える、町中がアツくなる、アツくなれるものがあるのは素敵なことだと思います。

高岡商業と富山商業という2大勢力に阻まれることも少なくない新湊高校ですが、県立高校同士でもありますから切磋琢磨していただいて、また甲子園で旋風を巻き起こしてくださいネ。(^^)



※動画を拝借させていただきました方々に御礼申し上げます。

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マツヤ代表鈴木

Author:マツヤ代表鈴木
名古屋市中区(伏見)の地で1962(昭和37)年より創業のレストランです。

「広小路に生まれた名古屋の味」をモットーに、名古屋名物「味噌かつ」やマツヤ名物「厚切り大とんテキ」などをご用意し、豊富なアルコールと多数の一品料理で居酒屋としてもお使いいただけます。

伏見で働く方々の止まり木として、憩いの場として、そして接待の場としてご愛顧いただいております。

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名古屋市中区錦1-20-25
広小路YMDビル

TEL:052-201-2082
(年末年始を除く)無休

〈営業時間〉
平日:11:00~15:00 LO
   17:00~22:00 LO
休日:11:00~21:00 LO

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