「感動をありがとう」だけで済ませてはいけない!なでしこジャパンの「2回連続準優勝」

代表の鈴木です。

多くの方がご承知の通り、FIFA WOMEN'S WORLD CUP 2015 CANADA の決勝戦でなでしこジャパンはアメリカに敗れて準優勝となりました。

勝敗決まればノーサイド……ラグビーの精神ですが、全てのスポーツに当てはまるでしょう。まずは今回も予選リーグを勝ち抜き、決勝トーナメントもファイナルまで勝ち抜いたなでしこジャパンの健闘を称えたいと思います。これは本当に凄いことです。例え主軸が変わらず世代交代が進んでいないと言えども決勝まで進んだという結果が全てです。



しかし、結果が全てなので敢えて申し上げますと、最初の「悪夢の16分」を導いてしまった結果も敗因の全てでありましょう。しっかり研究し、実践したアメリカ女子代表に一杯喰わされた訳でもありますが、特に試合の入り方においてなでしこジャパンは万全だったのでしょうか?

今回も普段通りに笑顔も見られ、リラックスした試合前だったと思います。過度な緊張を和らげようとしていることが分かります。しかし、和らげるのは「過度な」緊張であって、必要な緊張感を持っているつもりではあるけれども実はそれも少し抜けてしまっていたのではないでしょうか。つまり、緊張を和らげる余りにリラックスのし過ぎ。



こういった大舞台ではいくら緊張せずに始めようと思っても多少は固さが抜けぬまま試合が始まるものです。しかし、そういった固さらしきものが見られぬまま、あれよあれよという間に先取点を奪われた最初の3分だったのではないでしょうか?







最初のコーナーキックが不意に足元へと蹴られ、マークを外したロイド(この選手となでしこジャパンはナゼだか相性がとても悪いw)に決められました。この予想外の失点、開始3分という余りに早い失点がなでしこ達を浮足立たせることとなります。

その冷静さを取り戻せぬままに迎えた2回目のコーナーキックで、ほぼ同じ作戦でやられて2失点目。なでしこ達の動揺を感じ取って同じ作戦を連発で畳み掛けるアメリカのしたたかさを感じた瞬間でもありました。この2点目もロイドです。

こうなるともぅパニック状態でしょう。

DF岩清水の明らかなクリアミスをハラデイに叩き込まれて3失点目。

さらに浮足立ったままのGK海堀の動きを見たロイドの、ピッチのほぼ中央から放たれたキックが綺麗な弧を描いてゴールに吸い込まれて4失点目。女子決勝で初のハットトリックを果たしたロイドは、おそらく今後破られることのないであろう最速のハットトリックの称号まで得ることとなりました。



ここまでの16分間にあったことは、最初の失点から始まったことです。相手の動揺を見て序盤の序盤から仕留めに掛かってきたアメリカの強さがここにあります。2度のセットプレーと相手のクリアミス、そしてGKの不用意な前進を察した超ロングシュート……これら全てを一発で決める強さです。

言い方を変えれば、なでしこジャパンを相手に4点獲るまでは決して気を緩めなかったアメリカだったとも言えるので、その点については「そこまで警戒される存在」と考えることもできますが、それを実践されてしまった結果であり、その要因を自らつくってしまったのが決勝のなでしこジャパンだったと言わねばなりません。



つまり、試合の入り方でメンタルの強さが万全だったのか?紙一重の差がアメリカとの間にあったのではないか?という疑問です。



そもそも素人が何を言っているのか!頑張ったんだからいいじゃないか!また次に頑張ろうよ!と思われることでしょう。しかし、「次って何?」という話なのであります。今、目の前にあったチャンスを半ば自滅で失って「次」もまた自滅するのですか?と敢えて申し上げるのです。本当のファンでありサポーターであるならば、健闘を称えつつも指摘すべきは指摘しなければならないのです。

なぜならオリンピックで1度、W杯では2度目と、これまで決勝の舞台に(ほぼ同じメンバーで)立ってきたなでしこジャパンなのですから。初めて辿り着いてビビッているうちに試合が終わってしまった、といった段階のチームではないからです。



もしかしたら、3度目のゆとりが逆に作用してしまった可能性もあったのかもしれません。

それならば、それをも改めて糧として真の常勝軍団として君臨してほしいからこその辛口なのです。

ファンやサポーターならば時に辛辣でなければならず、今がその時なのです。



今回の試合運びを見るにつけ、ランキング2位(アメリカ)と4位(なでしこジャパン)の戦いでもあった訳ですが、このたった2ランクの差は現状ほぼ埋まりそうにない差だと感じました。もちろん、100位と98位といった次元とは異なる2ランクであることは承知していますし、4位が1位になるための道の険しさが尋常でないことも理解しています。ただ、今回の優勝でアメリカ女子代表はおそらくランキング1位になるでしょう。それに相応しい結果でした。

そもそも前回の2011年女子W杯ドイツ大会の決勝にしたって、先制されてから追いつくもさらに得点されたところを神様仏様澤様のコーナーキックでギリギリ追いついてからのPKでようやく手にしたくらいですから、あの当時にあった力の差はさほど変わっていないと考えます。あちらも高みに向かっているのです。



しかし、いつかはそんな栄冠をなでしこジャパンにも掴んでほしい!



そのためにファンやサポーターは心を鬼にして物申すのであります。



良い点もあったのです。1点目の獲り方やオウンゴールを誘った2点目など、これまでに比べて全然良い点の獲り方でした。瞬間的ながら「これは……もしや……」と思わせる時間帯もつくりました。ただ、今回は最強のDF陣と称されたアメリカ女子代表の守りをこじ開けるには2得点が精一杯でもあったことでしょう。だからこそ2点で勝負できる試合であってほしかったと悔やまれるのであります。

そもそも今回のなでしこジャパンは大会への入り方も正直あまりよろしくなくて、大会中に試合を重ねることで纏まってきた側面もありましたから、それであの結果となればやはり称えたいところもあるんです。(^^)



しかし、今回はロンドンのオリンピックの時より悔しいでしょうね。2回連続の決勝敗戦もさることながら、4年間付けていた胸のW杯優勝エンブレムを奪われた訳ですから、これからはユニフォームへ袖を通す度にその悔しさを噛み締めることでしょう。



リオのオリンピックでは同じ轍を踏まぬこと!

この一言に尽きます。

この一言で済むくらいには強いなでしこジャパンなのですから。



まぁ、テニスの錦織圭にも同じ心境なのですけどね。(^^)



ついでに申せば、個人的にはネシブ様のフランスが決勝トーナメントで敗退したのも残念でしたけどねwww



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大会期間中のFIFA公式YouTubeチャンネル……チャンピオンは表紙も飾れるんです!




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AFCアジアカップ2015惜敗を糧に出来るか?

広小路キッチンマツヤの鈴木です。

正直なところ、まさかの敗戦と言わねばなりません。

AFCアジアカップ2015 決勝トーナメント 対UAE戦






1つ前の記事で指摘した通りの長距離移動&中2日のダブルパンチがボディブローのごとく効いていたのでしょうけれども、それにしても決定力不足。orz



なぜ、スタメンがこうも固定されていたのでしょうか?

「海外組」と括られるだけの経験は伊達ではありませんから、ここ一番における結果の出し方という意味でのサブ組との力量差は確かにあるのでしょう。



私もワンランク上を目指すなら海外派です。残念ながら昔も今もJリーグではDFとGKの力量差が歴然です。つまり、ゴール前がどうにもヌルいJリーグで世界に比肩するストライカーは育たないと考えます。すぐに笛を吹いちゃう審判もまた然り。





しかし、グループDに入り、1位通過する時点で日程は分かり切っていますから、いくらグループステージ最終戦まで突破が持ち越されたとはいえ他に方策もあったのではと思えてなりません。この一点のみがアギーレ監督に対する疑問です。

あとは選手な訳ですが、35本ものシュートを放って枠内8本(22.86%)……4本に1本いくかどうかでは最早シュートとは呼べないとさえ言いたくなるもの。54本ものクロスも含めて精度という点における課題が全く以て解消されない現実をどうするのかが問われます。これではゴール前の脅威という意味で「日本は軽い」との印象が未だ拭えていないとも言えるでしょう。

スタメンとサブとの力量差は確かにあるのでしょうけれども、そもそも力量差の無いチームの方が少数派ですから、全体で見た場合に技術で劣るという次元ではないと思われますので、本番で実力を出し切れるコンディションとメンタルの整え方という面でも再考の余地があると思われます。



要するに、あれだけの決定機を逃し続けてPKに至ってしまった時点で戦い方としてはよろしくないと言わざるを得ませんし、自滅とまでは言わないまでも、自ら勝機を逸した、時折見られる「いつもの良くない日本代表」がここで出てしまったということですね。はぁ~、残念!

いや、この試合に向けて戦術を変えてまでも日本代表への対策を練り、それを忠実に遂行して序盤の主導権を握り、先取点を挙げるという「してやったり」な成功を収めた作戦勝ちの部分もあるでしょうし、何より格上相手にも勝利への渇望というモチベーションを保って戦い続けたUAEに賛辞を送らねばならない面もあるのでしょう。



……とまぁ、負けてしまえば何を言っても遠吠えですし、何より結果論となってしまいますから、日本サッカー協会がアジアカップまでを第1クール、次からを第2クールと位置付けているのであるならば、その第2クールではどんなメンバー編成を行うのか。ここから注目したいと思います。



アギーレ監督の八百長疑惑?

疑惑のうちは放っておけばいいですよ。

全然気になりませんし、判決が確定するまで個人的にはどーでもいい問題です。

その間に事情聴取などでスペインに呼ばれることもあるでしょうけれども、だからと言って、それで監督業に大きな支障が出るとも思えません。代表監督がそこまで過密スケジュールでもないでしょうから。



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AFCアジアカップ2015に見る今のSAMURAI BLUE……その蓄積と自信

代表の鈴木です。

AFCアジアカップ2015……始まりましたね。

前回(2011年 カタール大会)は良くも悪くもドラマチックで燃えましたが(笑)、今回の安定振りは一体何でしょ?w

アギーレジャパン、安定しています。安定して強いです。



八百長疑惑がついて回るアギーレ監督ですが、それはそれとして今は置いておきます。容疑者=ほぼクロ(ももクロとは似て非なる)と断定しがちな日本の価値観も今は割愛。グループリーグ(以下、GL)を無失点で全勝して首位通過を果たしたサッカー日本代表の、決勝トーナメントの趨勢を占いながらの現状を素人が勝手に検証してみたいと思います。(笑)



【GL第1戦】 日本 4-0 パレスチナ
パレスチナ自体がAFCチャレンジカップという、FIFAランキング下位のAFC所属ナショナルチームがアジアカップの1枠を争う大会で優勝して出場を果たした、まぁ、言わばご褒美参加枠ですから(^^;)、将来はともかく今は日本の敵ではありません。当初よりワンサイドゲームが展望されていた試合でした。で、結果もその通りと。日本代表にとっては(パレスチナには失礼ですが)いいウォーミングアップにもなりましたね。





【GL第2戦】 日本 1-0 イラク
日本代表が入っていたグループDでは一番の強豪だったでしょうけれども、本田△がゴールポストに愛され過ぎ(笑)でしたけれども、その結果PKでの1点止まりでしたけれども、内容的には危なげない勝利でした。この試合で「今回の日本代表、強いな」と感じましたね。何より守備が安定しています。DFの守備という意味ではなく、全員で守るという意識の高さですね。これが最後まで持続できている強さを感じました。そして、この頃から早くも「危なげなさ過ぎて(面白いんだけど)ちょっぴり物足りない」ような気分にもなってきました。(贅沢)





【GL第3戦】 日本 2-0 ヨルダン
GL3戦を通して最もハードでスピーディな試合だったのが対ヨルダン戦でしょう。それでも、日本の守備は手堅いんですよねぇ。所々で軽くヒヤっとする場面もない訳ではありませんが、どちらかと言えば決して相性は良くない相手に対しても動じない力強さがあったと思います。また、ここでも本田△がゴールポストラヴでしたが(笑)、それでも前半できっちり1点獲ってますし、後半ではようやく香川のゴールもあって内容は良かったと思います。





と、ここまでのGL3戦、決勝トーナメントへの首位通過までで率直に感じたこと。



少なくともメンタル面でアジアでの負のプレッシャーはほぼ霧散。

あるとすれば「勝利しなければならない、優勝しなければならない」といったプレッシャーのみ。



であります。



アギーレ監督の指導と采配?それもあるでしょう。

とにかくよく褒めて、勝者のメンタリズムを注入していると聞きます。

W杯本戦を熟知する名将(とまではいかなくとも実践経験は充分な監督)でもあります。



しかしながら、現状の安定振りを支えているのは、前回の大会から出場し、ブラジルW杯も経験している(悔しさも秘めている)選手の多さだと思います。

変わり映えしないメンバー、新陳代謝の遅れているメンバーなどといった指摘はあるでしょうけれども、そんな経験者も年齢的には30歳前後ですから、そんな指摘を受けるにはまだちょっと早いと個人的には思います。実際のところ(層の薄さは感じるものの)若手も台頭してきていますから、新旧のバランスがとれたチームだと見たいところです。

で、前回の2011年当時は海外への挑戦を始めたばかりのメンバーが、4年経ってそのまま海外で活躍を続けている。これが大きいと思うのであります。



だって、前回の決勝で見事なクロスを上げた長友がインテルに電撃移籍したのは、そのクロスを上げた直後と言ってもいい2011年の冬市場だった訳ですから。あの当時はイタリアへの挑戦を始めたばかりのチェゼーナ所属選手だった訳ですから。それが今ではインテルでずっとレギュラーを勤め、副キャプテンにまで任命されながら迎えた今回のアジアカップな訳ですから。この間に得た経験値は4年前とは比較になりません。

だって、前回も活躍していた本田△は当時CSKAモスクワ所属だった訳ですから。オランダから始めた海外挑戦がロシアへと移った訳ですが、それが今ではイタリアへと移り、ACミランでレギュラーな訳ですから。この間に得た経験値は4年前とは比較になりません。

だって、不調が長引いている香川にしても一度は名門中の名門、あのマンチェスター・ユナイテッドに籍を置いた訳ですから。長谷部だって4年前も今もブンデスリーガで実直に経験を積み上げている訳ですから。岡崎だって今やマインツのエースストライカーに成長した訳ですから。乾や清武だって4年前は海外挑戦すらしていなかったんですから。遠藤だって昨年(2014年)に初めてJリーグのMVPだった訳ですからw

この4年間で得た経験の蓄積と、そこからくる自信がハンパないですよ。

で、この熟成の粋に達している主要メンバーをアギーレ監督が絶妙に御している……そんな気がしますデスねぇ。



そして、いよいよ決勝トーナメントが始まります。



アジアカップ2015_決勝トーナメント表




日本の初戦はUAE(アラブ首長国連邦)。侮れない相手ではあります。しかし、日本代表の敵は長時間の移動と中2日の日程、つまり試合までのコンディション調整でしょう。これさえしくじらなければ順当に勝ち進むと思われます。

となると、次はたぶんオーストラリアでしょうね。ここしばらくは日本代表の勝利が続いていますが、何と言っても開催国ですからサポーターの応援がハンパなし。今大会一番のアウェーになるでしょうから、その雰囲気に飲まれないことが勝利のカギと思われます。

決勝戦は韓国かな?それともウズベキスタン?

アジアカップでは優勝経験の無い韓国が決勝まで進めば、対日本という要素もあって死に物狂いで、それこそラフプレーも厭わずガチガチで向かってくるでしょうし、実力ではウズベキスタンも強敵です。

勝手な決勝トーナメント予測ですが、こんな妄想(?)をしているうちが一番楽しいのかもしれませんね。(^^)



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ミネイロン(ベロオリゾンテ)の惨劇……ブラジルの歴史的大敗。

こうした歴史的大敗はよく「○○○○の悲劇」と呼ばれますが、それを通り越したかの惨状に実況していたNHKのアナウンサーが思わず発した「悲劇というより惨劇」との表現が使われ、少なくとも今後日本では『ミネイロンの惨劇』あるいは『ベロオリゾンテの惨劇』と呼ばれることでしょう。

ミネイロン - 会場となった「エスタディオ・ゴベルナドール・マガリャンイス・ピント」の通称。
ベロオリゾンテ - スタジアムのあるブラジルはミナスジェライス州の州都。



ここ最近、サッカーネタばかりで大変恐縮なマツヤ代表鈴木です。

いやぁ~、しかし、凄い試合を観てしまいましたね、目の当たりにしてしまいましたね、ワールドカップの歴史に遭遇した瞬間でしたね。

2014/7/9
FIFAワールドカップ2014ブラジル<準決勝>
ドイツ 7-1 ブラジル



ネイマールの負傷離脱にチアゴ・シウヴァの欠場という、いわば「飛車角落ち」ではありましたが、それにしてもこのような結果を誰が予想できたでしょう。

サッカー専門誌も昨夜来この話題で持ち切りです。

【フットボールチャンネル】


【ワールドサッカーキング】


【Sports Graphic Number】



ブラジル代表の歴史上でも初の7失点ですし(6点差負けはタイ記録)、ワールドカップの準決勝としても他に類を見ない結果でしたから、そりゃ、もぅ、世界中が唖然としている状況ですよ。

まぁ、裏を返せばそれだけ今回のドイツが強かったというか、大会を通じて強くなっていったことの証左でもありますよね。



ワールドカップの代表は大会を通じて強くなっていくんです。



それだけにグループリーグの戦い方から全部が重要とも言える訳ですが、では何故ブラジルは負けたのでしょう。

それは、やはりネイマールの負傷離脱と主将チアゴ・シウヴァの欠場という中で強敵ドイツと戦わねばならないというメンタルの部分だったのではないでしょうか。

それは、ブラジルのサポーター達も同様だったようです。

これまで薄氷を踏む思いではありましたけど勝ってきたセレソン(ブラジル代表の愛称)へは楽観的だったのが、さすがにこの状況でドイツとあたるとなれば緊張感もあったと思われます。

そもそもFWのフレッジがずっと不調でネイマールに依存せざるを得ないような攻撃でしたし、守備の要たるチアゴ・シウヴァもいない……勝てるのか?今回ばかりはもしや負けるかも?

選手達も、サポーター達も、おそらく同じような心境に陥っていた可能性が充分にあったと思います。

実際に試合開始前のブラジル国家斉唱も(音声が絞り気味ではありましたが)これまでとは異質な、どことなく気負っているような、以前ほどの意気揚々とした感じではなかったように思いました。

あ、なんかちょっと嫌な予感……と感じたものです。

ただしかし、それにしても点差がつき過ぎ。(^^;)

最初の失点はまだしも直後の2点目が大きかったですよね。これでブラジルは完全に動揺・混乱してしまいました。我を忘れたのかもしれません。



そして、その動揺・混乱を見るや一気に抜け目なくトドメを刺しにくるドイツのしたたかな強さと言ったら!



つまり、1試合毎に勝ちを収めて自信をつけてきたドイツと、圧倒的な期待というプレッシャーに押し潰されそうになりながらも何とか負けずにきたブラジルとのメンタルの差があの一戦で対照的に出てしまった結果ではなかろうかと。勝ってきたドイツと負けずに繋いできたブラジルとの差……この両者のメンタルはたぶん逆向きだったんじゃなかったのかな~?と、今になって思えてきますよね。



これには自国リーグ(ブンデスリーガ)で活躍する選手がドイツ代表に多数選出されていることも見逃せないと思うのです。ボール回しの連携、その密度の違いも感じました。

日本代表が本当に強くなるには、海外へ挑戦して個の力を高めることも大事ですが、Jリーグの底上げというのも同様に大事だと思わずにいられません。

……海外で咄嗟の判断力を養いながらJリーグで守備力(DF&GK)を養うってのはどうでしょう?(^^;)
……いや、むしろDFやGKが今よりもっと海外で荒波に揉まれた方がいいのかな?

そんなことも考えてしまったブラジルのアツい夜でした。



しかし、この冷めないサッカー熱というのも万国共通でして(言い訳)、最後に面白いエピソードを紹介します。

なんと、フランス国王の公式ツイートですよ。(驚)

準決勝を前にサッカー好きなオランダ国王オフィシャルTwitterがぶっ飛んでいると話題に



こんなにも開かれた、そしてフランクな王室というのも珍しいと言うか、何だかちょっぴり羨ましいと言うか……素敵ですよね。(^^)


それでは!

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【W杯日本代表素人総括】結果だけで見れば「2006年ドイツの悪夢」再び……しかし。

マツヤ代表の鈴木です。

サッカーFIFAワールドカップ2014ブラジル……日本代表の戦いが終わりました。

惨敗と言って良いでしょう。

<グループリーグ>
初戦 :先制するも後半で手痛い逆転負け
2戦目:決定機はつくるも決めてを欠いてドロー
3戦目:強豪相手にカウンター喰らいまくって大敗


終わってみれば2006年のドイツ大会とほぼ同じ流れになってしまいました。

偶然ではありますが、初戦に負けて意気消沈してから進めるグループリーグは似たような形になるのかな?とも思えますよね……それとも、進歩していないってことかな?(汗)



そもそも2006年ドイツ大会は、日韓共同開催だった前回(2002年)の決勝トーナメント進出(ベスト16)を受けて挑んだものでした。そして、今回もまた前回(2010年南アフリカ大会)での決勝トーナメント進出(ベスト16)を受けてのもの……この流れも同じなんですよねぇ。

決勝トーナメント進出を果たした次に敗退を繰り返すのも何かしら心理的な、例えば「前回は突破できたから今回もたぶん大丈夫……」みたいな感覚を生み出してしまうような、そんな影響もあるのでしょうか。



前評判は芳しくなく、あまり期待されてもいなかった南アフリカでの岡田ジャパン。
史上最強と謳われ、今回こそはと期待度最高潮だったブラジルでのザックジャパン。

期待度に反して明暗を分けたのは何だったのでしょう。



南アフリカで岡田監督は直前に戦術を守備重視に変更しています。直前の強化試合なども含めて最後まで上手く機能しなかった自身の理想形を土壇場で捨てているのです……勝つために。

フォーメーションを「4-1-4-1」に変更。最初の「1」はアンカーとして配置した阿部選手、最後の「1」は急造1トップの本田選手です。コンディションが上がらなかった中村俊輔選手がスタメン落ちしたのは、このフォーメーション変更も理由の1つだったですね。

当時、絶対的エースだった中村選手を外してまで「守って勝つ」道を選んだのです。

これにより奇しくもエースの座が本田選手へと移ることになったのは皮肉でもありました。



しかし、この「己を捨ててでも勝利を目指す」作戦は奏功してグループリーグを突破します。



果たして今回はどうだったでしょう。



キーワードは「自分たちのサッカー」です。

己にこだわったのです。

その結果が敗退です。



では、なぜ「自分たちのサッカー」にこだわったのでしょう。



結果として今回は芳しくありませんでしたが、少なくともサッケローニ監督とチーム、首脳陣としては手応えがあったからに他ならないと推察致します。



ザッケローニ監督就任から今大会までの4年間を思い出して下さい。

  • 親善試合ながらアルゼンチンに日本代表史上初勝利
  • 宿敵だった韓国を凌駕
  • AFCアジアカップ優勝
  • 強化試合ながらフランスに勝利
  • コンフェデレーションズカップ(対イタリア戦)で世界から注目を浴びる
  • 東アジアカップ優勝
  • 強化試合ながらオランダ相手に堂々と戦って引き分けに持ち込む
  • 強化試合ながらベルギーに勝利


良好な結果ばかりを取り上げますと(苦笑)、もはやアジア最強で自分たちのサッカーができれば世界とも勝負できるところまで手が届いていることが分かります。

手は届くようになったのです。

しかし、ようやく手が届くのであって、自分たちのサッカーが封じられると途端に勝てなくなる……。

これに対し、ベストメンバーから8人も入れ替えた、ほぼ2軍だったコロンビアは、後半からハメス・ロドリゲスが入った「1.5軍」ならば勝てるんです。必ずしも「自分たちのサッカー」でなくても勝てる。「自分たちのサッカー」ならばメンバーが大幅に入れ替わっても勝てる……。

これが、ずっと以前から変わらない、世界と日本との差でしょう。



ただ、この差が少し縮まったのが今の日本だと思うのです。



始める前から敵わないと堅守速攻に賭けた岡田ジャパン。
出来が良ければ充分に敵うハズと信じたザックジャパン。



この戦略の違いが結果として明暗を分けたのだろうと思います。



結果としてです。

世界との差が少し縮まって、攻撃的な戦略を打ち立てられるようになった、ようやくなった……。



その意味では、南アフリカ大会での岡田ジャパンと、今回のブラジルでのザックジャパンとでは戦い方と言いますか、初期設定に大きな違いがあったものと考えることもできます。

日本サッカー協会の原博実技術委員長はザッケローニ監督と「最後まで信念を貫いて戦って欲しいと、契約を結んだ時からお願いしている」といった約束を交わしていたと言います。



勝手な推論ですが、単にチームを強化してきた4年間ではなく、ザッケローニ監督が礎となって組み上げてきた「日本サッカーのグランドデザイン」の集大成にして試金石でもあったワールドカップの挑戦だったのではないでしょうか。



勝つという「戦術」に基づいて徹した岡田ジャパン。
勝てるという「戦略」のみで挑んだザックジャパン。



今後に必要なこととして「戦略」と「戦術」の双方なのは言うまでもなく、とりわけ「戦術」においては己の道を貫くのみではない柔軟さが必要であり、そのためには相当な下積みが必要だと思われます。その下積みが自信というメンタルにも繋がります。

大体において本番では実力の70%くらいしか発揮できないだろうと考えた時、それでも100%の結果を出すには142%の練習や強豪との試合経験といった下積みの「体験」が必要と単純計算できます。選手層の厚みや本番に備える準備においても42%増しの「底上げ」であったり、石橋を叩いて渡るほどの「備えあれば憂いなし」な周到さが求められるでしょう。



そう考えると、衝撃の種類や重みは違えど今回の敗戦はある意味「ドーハの悲劇」と似たものを感じます。



ワールドカップの出場そのものをかけたドーハ。
2大会連続の決勝トーナメント進出をかけたブラジル。



このステージの違いが今の日本代表の成長であり、成長した先には新たな、次の成長のための壁がある。

そのことが突きつけられたブラジルだったのではないでしょうか。



監督批判は簡単ですが、この4年間を振り返るとザッケローニ監督には感謝の言葉しかありません。



母国イタリアを離れた初めての地であり、地球の裏側と言えるくらいの遠い地でもある日本で初めて代表の指揮を執った、イタリア人らしからぬ生真面目さで勤勉でもある優しい人柄は日本にフィットし、「私は半分日本人だと思っている。日本に恋している」、「君が代を歌えるように努力したい」と語ってくれた人です。

日本代表が本当の強さを世界に見せつける日が来た時、その『中興の祖』としてアルベルト・ザッケローニの名は再び光を放つものと個人的には思っています。

ちなみに、チューブ入りのワサビが大好物で、白米にもワサビを混ぜ込んで食べるほどなんですってw


乱文を長々と失礼致しました~!

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プロフィール

マツヤ代表鈴木

Author:マツヤ代表鈴木
名古屋市中区(伏見)の地で1962(昭和37)年より創業のレストランです。

「広小路に生まれた名古屋の味」をモットーに、名古屋名物「味噌かつ」やマツヤ名物「厚切り大とんテキ」などをご用意し、豊富なアルコールと多数の一品料理で居酒屋としてもお使いいただけます。

伏見で働く方々の止まり木として、憩いの場として、そして接待の場としてご愛顧いただいております。

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名古屋市中区錦1-20-25
広小路YMDビル

TEL:052-201-2082
(年末年始を除く)無休

〈営業時間〉
平日:11:00~15:00 LO
   17:00~22:00 LO
休日:11:00~21:00 LO

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